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戊辰戦争の時、庄内藩は新政府軍に
謝罪金として七十万両を差し出す事になった。
このとき庄内藩では、
「お侍さん達だけに負担させるのは申し訳ない」
と、われわれもと市民が金を出し合った。
これを聞いた新政府軍の西郷隆盛は感激し、
「別に七十万両が揃わなくてもよかろう」と
謝罪金を大幅に免除した。
この西郷を慕って、維新後何人かの庄内藩士が鹿児島に行く。
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「翌日、総攻撃するので降伏を申し出てください」
新政府軍・黒田清隆は旧幕府軍側に使者を送るが、
旧幕府軍・榎本武揚はこれを丁重に拒んだ。
このとき榎本は、黒田に一冊の本を送っている。
「戦火で焼失させるには惜しい本です。
必ず日本海軍のお役に立つ本です。
どうぞ新政府でご活用願いたい」と。
黒田は感動した。
そこで黒田は、
「確かにお預かりしました。
武器弾薬の不足はありませんか?
不足なら届けます」
と申し添え、お礼に酒五樽とマグロ五本を送った。
榎本は”敵将がそんな人物なら、降伏してもよい”と
ついに降伏する。
降伏した榎本を、政府内部が全て
死罪にという流れの中で、黒田は唯一人奮然と
「罪は赦されるべきである」と主張した。